Data Access /Data Access

Data Access では、Snowflake (データウェアハウス) を介して Analytics データにアクセスできます。

Snowflake の機能を活用して、Tableau などのサードパーティ製可視化ツールで Analytics データを表示できます。データは、Snowflake アカウントの他の Analytics データと結合されます。つまり、プロジェクトごとではなく、組織のすべての Analytics データにアクセスできます。これは生データ形式になります。そのため高度な SQL クエリを実行できますが、Analytics 機能セットでは現在対応していません。これは、Secure Data Sharing と呼ばれる、Snowflake の機能によって行うことができます。

Unity では、GCP EU-WEST4 および GCP US-CENTRAL1 の地域が現在サポートされています。Data Sharing を使用するには、以下が必要です。

  • Unity とは別に作成した Snowflake アカウント
  • Snowflake 共有キー (アカウントロケーター)
  • Snowflake アカウントのクラウドプロバイダーおよび 地域 (GCP EU-WEST4 または GCP US-CENTRAL1)

データの複製のため、GCP US-CENTRAL-1 のイベントデータは最大で 1 時間 30 分遅延することがあります。

ダッシュボードの Data Access の設定には組織オーナーしかアクセスできないことに注意してください。

既存の Snowflake アカウントとの共有

  1. Unity Dashboard で、Analytics > Analytics Settings (Analytics 設定) に移動します。

  2. Set up Data Access (Data Access を設定) をクリックします。

  3. With an existing account (既存のアカウントを使用) をクリックし、Next (次へ) をクリックします。

  4. アカウントロケーターとクラウド地域プロバイダーを入力します。Submit (送信) をクリックします。

  5. これで、Data Access アカウントが Analytics Settings (Analytics 設定) に表示されます。

Snowflake で、この共有からデータベースを作成してアクセスするには、メニューバーの Shares アイコンをクリックします。ビューに共有がリスト表示されます。共有は、SQL コマンドを使用して表示できます。これにより、SF アカウントで使用可能な共有がリスト表示されます。

共有データにアクセスするには、共有からデータベースを作成し、そのデータベースのアカウント管理者ロールを付与する必要があります。

  1. DB の作成に使用する共有を選択し、Create database from Secure Share をクリックします。

  2. データベース名を入力し、ロールを選択するためのポップアップが表示されます。データベースに任意の名前を付けて、ACCOUNTADMIN ロールを付与します。

  3. Create Database をクリックします。選択した名前のデータベースが作成されます。または、Snowflake で以下の SQL を使用してこれを行うこともできます。

    CREATE DATABASE "SFSHARETEST" FROM SHARE UNITYLIVEOPS."UNITY_ANALYTICS_PDA";
    GRANT IMPORTED PRIVILEGES ON DATABASE "SFSHARETEST" TO ROLE "ACCOUNTADMIN";

作成したデータベースを表示するには、メニューバーの Databases アイコンをクリックします。または、SQL コマンドを使用してデータベースのリストを表示できます。Show databases;

共有内のビューとテーブルを表示するには、ワークシートで describe share <sharename> SQL クエリを実行します。データベースが下部のリストに表示されます。

データベーステーブルの共有名は origin 列にあります。

これで、共有されているすべてのビューにアクセスできるようになり、ビュー内のデータを使用してワークシートで SQL を実行できます。

SF 共有データの利用方法の詳細については、SF のドキュメント を参照してください。

便利なリソース

  • 広く使用されている BI ツールソリューション (ネイティブに Snowflake をサポートする) の概要に関するドキュメントを参照してください。
  • 広く使用されている ETL およびデータ変換ツール (ネイティブに Snowflake をサポートする) の概要に関するドキュメントを参照してください。

Data Access の使用可能なビュー

Data Access では、アカウントのデータを含むいくつものビューにアクセスできます。

ACCOUNT_EVENTS

このテーブルには、アプリケーションから送信されたすべてのイベントがリストされます。イベント固有のパラメーターは JSON オブジェクトとして EVENT_JSON 列にあります。パラメーターは JSON オブジェクトとして格納されるため、それをクエリするにはコンテンツを解析する必要があります。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

LOAD_ID (NUMBER)

EVENT_ID (NUMBER)

EVENT_TIMESTAMP (TIMESTAMP)

EVENT_NAME (TEXT)

PLAYER_START_DATE (DATE)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

USER_COUNTRY (TEXT)

USER_ID (TEXT)

EVENT_JSON (VARIANT)

LOADED_TIMESTAMP (TIMESTAMP)

ACCOUNT_EVENT_JSON_KEYS

このテーブルには、ゲームで使用されるイベントフィールドのデータが含まれます。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

FIELD_NAME (TEXT)

INSERTED_TIMESTAMP (TIMESTAMP)

ACCOUNT_GAMES

このテーブルには、アカウントに存在するすべてのゲームがリストされます。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

UNITY_PROJECT_ID (TEXT)

ACCOUNT_USERS

このテーブルには、過去にイベントで送信したすべてのユーザーがリストされます。各ユーザーについて、列にはさまざまな役立つ指標が含まれています。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

USER_ID (TEXT)

BIRTH_YEAR (NUMBER)

LAST_SESSION_ID (TEXT)

LAST_EVENT_TIMESTAMP (TIMESTAMP)

LAST_PLATFORM (TEXT)

COUNTRY (TEXT)

GENDER (TEXT)

START_DATE (DATE)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

LAST_LOCALE (TEXT)

ACCOUNT_FACT_EVENT_TYPE_USERS_DAY

このテーブルには、1 日にユーザーが記録したすべてのイベントと、それらのユーザーが各イベントで送信した回数がリストされます。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

EVENT_DATE (DATE)

USER_ID (TEXT)

AGE_GROUP (TEXT)

GENDER (TEXT)

USER_COUNTRY (TEXT)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

PLAYER_START_DATE (DATE)

PLATFORM (TEXT)

CLIENT_VERSION (TEXT)

EVENT_NAME (TEXT)

NUMBER_OF_EVENTS (NUMBER)

INSERTED_TIMESTAMP (TIMESTAMP)

ACCOUNT_FACT_WAU_USERS

このテーブルには、先週イベントで送信したすべてのユーザーがリストされます。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

EVENT_DATE (DATE)

USER_ID (TEXT)

AGE_GROUP (TEXT)

GENDER (TEXT)

USER_COUNTRY (TEXT)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

PLAYER_START_DATE (DATE)

PLATFORM (TEXT)

CLIENT_VERSION (TEXT)

ACCOUNT_FACT_MAU_USERS

このテーブルには、過去 30 日間にイベントで送信したすべてのユーザーがリストされます。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

EVENT_DATE (DATE)

USER_ID (TEXT)

AGE_GROUP (TEXT)

GENDER (TEXT)

USER_COUNTRY (TEXT)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

PLAYER_START_DATE (DATE)

PLATFORM (TEXT)

CLIENT_VERSION (TEXT)

ACCOUNT_FACT_MISSION_USERS_DAY

これは、ユーザーによるミッションの開始、完了、失敗、中止の回数を示します。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

EVENT_DATE (DATE)

USER_ID (TEXT)

AGE_GROUP (TEXT)

GENDER (TEXT)

USER_COUNTRY (TEXT)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

PLAYER_START_DATE (DATE)

PLATFORM (TEXT)

CLIENT_VERSION (TEXT)

MISSION_NAME (TEXT)

MISSIONS_STARTED (NUMBER)

MISSIONS_COMPLETED (NUMBER)

MISSIONS_FAILED (NUMBER)

MISSIONS_ABANDONED (NUMBER)

INSERTED_TIMESTAMP (TIMESTAMP)

ACCOUNT_FACT_POTENTIAL_RETAINED_USERS_7_DAY

このテーブルには、過去 7 日間のインストール後に定着しているユーザーのデータが含まれます。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

EVENT_DATE (DATE)

USER_ID (TEXT)

AGE_GROUP (TEXT)

GENDER (TEXT)

USER_COUNTRY (TEXT)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

PLAYER_START_DATE (DATE)

PLATFORM (TEXT)

CLIENT_VERSION (TEXT)

ACCOUNT_FACT_POTENTIAL_RETAINED_USERS_14_DAY

このテーブルには、過去 14 日間のインストール後に定着しているユーザーのデータが含まれます。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

EVENT_DATE (DATE)

USER_ID (TEXT)

AGE_GROUP (TEXT)

GENDER (TEXT)

USER_COUNTRY (TEXT)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

PLAYER_START_DATE (DATE)

PLATFORM (TEXT)

CLIENT_VERSION (TEXT)

ACCOUNT_FACT_PRODUCT_USERS_DAY

このテーブルには、標準フィルターパラメーターで分割された購入製品数が含まれます。このデータはトランザクションイベントの productsReceived オブジェクトに基づきます。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

EVENT_DATE (DATE)

USER_ID (TEXT)

AGE_GROUP (TEXT)

GENDER (TEXT)

USER_COUNTRY (TEXT)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

PLAYER_START_DATE (DATE)

PLATFORM (TEXT)

CLIENT_VERSION (TEXT)

PRODUCT_CATEGORY (TEXT)

ACCOUNT_FACT_RETAINED_USERS_7_DAY

このテーブルには、過去 7 日間のインストール後に定着しているユーザーのデータが含まれます。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

EVENT_DATE (DATE)

USER_ID (TEXT)

AGE_GROUP (TEXT)

GENDER (TEXT)

USER_COUNTRY (TEXT)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

PLAYER_START_DATE (DATE)

PLATFORM (TEXT)

CLIENT_VERSION (TEXT)

ACCOUNT_FACT_RETAINED_USERS_14_DAY

このテーブルには、過去 14 日間のインストール後に定着しているユーザーのデータが含まれます。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

EVENT_DATE (DATE)

USER_ID (TEXT)

AGE_GROUP (TEXT)

GENDER (TEXT)

USER_COUNTRY (TEXT)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

PLAYER_START_DATE (DATE)

PLATFORM (TEXT)

CLIENT_VERSION (TEXT)

ACCOUNT_FACT_USER_SESSIONS_DAY

このテーブルには、各ユーザーセッションのレコードがあります。各レコードには、そのセッションのユーザーレベルのさまざまな集約 KPI が格納されています。このテーブルに記録されている、集計ディメンションを除くいずれかのディメンションがセッション中に変更された場合 (例えば、AGE_GROUP または GENDER)、そのセッションに対して新しいレコードが作成されます。

ACCOUNT_NAME (TEXT)

GAME_NAME (TEXT)

GAME_ID (NUMBER)

ENVIRONMENT_NAME (TEXT)

ENVIRONMENT_ID (NUMBER)

EVENT_DATE (DATE)

USER_ID (TEXT)

AGE_GROUP (TEXT)

GENDER (TEXT)

USER_COUNTRY (TEXT)

ACQUISITION_CHANNEL (TEXT)

PLAYER_START_DATE (DATE)

PLATFORM (TEXT)

CLIENT_VERSION (TEXT)

SESSION_ID (TEXT)