Unity Build Automation

Unity Build Automation について

Unity Build Automation は、クラウドにマルチプラットフォームビルドを自動的に作成する 継続的インテグレーション サービスです。Build Automation を バージョン管理 システムに利用して次を実現できます。

  • 新規ビルドの自動化
  • より高速なビルド
  • より早期の問題捕捉
  • 俊敏でより効率的なビルドの反復

Build Automation は、広く利用されている バージョン管理システム をサポートし、iOS をはじめ、複数のプラットフォーム向けに同時にビルドできます。

Unity Build Automation には Unity Cloud Dashboard からアクセスできます。

主要概念

継続的インテグレーション

Build Automation は、構成されたバージョン管理システムで変更が検出されるたびにプロジェクトを自動的にビルドすることで、継続的インテグレーションを実現します。

Build Automation では、変更がコミットされるたびにプロジェクトをコンパイルすることで、いつどこでエラーが発生するかを正確に把握し、最後に実行されたコミットに基づいてゲームのビルドを常に保持できるようにします。

自動ビルド生成を有効にするには、Build Automation > Configurations (設定) > Basic Info settings (基本情報設定) で 自動ビルド トグルを Yes に設定します。

自動ビルド生成の仕組み

Build Automation では、Unity Version Control またはソース管理システムのいずれかに接続し、そのシステムでプロジェクトへの変更を監視します。プロジェクトへの変更が検出されると、Build Automation ではターゲットプラットフォーム用にプロジェクトをダウンロードしてビルドします。ビルドが完了すると、Build Automation によって結果と、ビルドのダウンロード、共有、インストールへのリンクが通知されます。エラーが発生した場合、Build Automation から即座に通知されるため、修正、変更のコミット、新しいビルドのトリガーをすばやく実行することができます。

Slack、Discord、Jira などのさまざまな通知ソフトウェアを統合できます。詳細については、インテグレーション を参照してください。

ソース管理

ソース管理は、ファイルの変更を管理するためのシステムです。Build Automation は、UVCS、Perforce、Git など、ほとんどのバージョン管理ツールと組み合わせて使用できます。バージョン管理システムの接続 を参照してください。

Unity バージョン

Unity のプラットフォーム全体に適用されるサポートポリシーに沿って、LTS リリースと最新の TECH リリース (以下に記載) のサポートチケットにのみ対応します。エディターリリースに対する Unity のサポートポリシーの詳細については、LTS リリース を参照してください。

  • Unity 2021.LTS
  • Unity 2022.LTS
  • Unity 2023.2 (TECH)

サポート対象プラットフォーム

Build Automation は幅広いプラットフォームをサポートしているため、さまざまなターゲットのプロジェクトを効率的にビルドできます。Build Automation で現在サポートされているプラットフォームのリストを以下に示します。

  • デスクトップ

    • Windows

    • Mac

    • ユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP)

    • Linux

  • モバイル

    • iOS

    • Android

  • エクステンデッドリアリティ (XR)

    • ARKit

    • ARCore

    • Microsoft HoloLens

    • Oculus

  • コンソール

    • Xbox One (UWP 経由)

    • Xbox Series X|S (アルファサポート)

  • WebGL