UGS の使用の準備

このトピックでは、プロジェクトで Unity Gaming Services の使用準備を整える方法について説明します。

前提条件

オンボーディングプロセスを開始する前に、以下の手順を実行してください (まだ行っていない場合)。

ゲームで Unity Engine を使用する場合

Unity プロジェクトで UGS の使用準備を整えるには、次の手順に従います。

  1. 新しい Unity Cloud プロジェクトを作成します。
  2. 必要な UGS パッケージを インストール します。
  3. SDK の 名前空間をインポート します。
  4. ゲームコード内で UGS を初期化 します。
  5. 最初の Cloud Code スクリプトを 作成 します。

ゲームで REST API を使用する場合

別のゲームエンジンを使用する場合、REST API を使用してゲームに UGS を実装できます。UGS の使用を準備するには、次の手順に従います。

  1. Unity Cloud Dashboard で プロジェクトを作成 します。
  2. REST API の 使用準備 に関するドキュメントを確認します。

Unreal Engine を使用する場合、以下を使用して一部の UGS 機能をゲームに実装することもできます。

Unity Hub でのプロジェクトの作成

Unity Cloud に接続された新しいプロジェクトを作成する最も速い方法は、Unity Hub を使用することです。

  1. Unity Hub で、New project (新しいプロジェクト) を選択します。
  2. Unity Organization (組織) などの必須フィールドを入力します。
  3. Connect to Unity Cloud (Unity Cloud に接続する) チェックボックスが選択されていることを確認します。

新しい Unity プロジェクトが、Unity Cloud Dashboard 内に自動的に作成されます。手動で接続する必要はありません。

これで、Unity Cloud Dashboard でサービスを参照できるようになりました。サービスを連携するには、UGS パッケージのインストール に進んでください。

Unity Cloud Dashboard でのプロジェクトの作成

プロジェクトとサービスの管理は、Unity Cloud Dashboard で行います。新しいプロジェクトを作成するには、次の手順に従います。

  1. プライマリナビゲーションメニューから Projects (プロジェクト) を選択します。
  2. Projects (プロジェクト) ページの右上にある New (新規) を選択します。
  3. プロジェクト名と COPPA 指定を入力します。
  4. Create (作成) を選択します。

これで、Unity Cloud Dashboard でプロジェクトを設定し、Unity エディターのプロジェクトとの統合前にサービスの設定を行えるようになりました。例えば、Economy のアイテムを設定したり、Game Override を作成したりできます。その後、Unity エディターのプロジェクトに Unity Cloud プロジェクトをリンク します。

詳細については、Unity プロジェクトの管理 を参照してください。

Unity Gaming Services を使用するには、Unity エディター内のプロジェクトを Unity Cloud プロジェクトにリンクする必要があります。

エディター内のプロジェクトをリンクするには、次の手順に従います。

  1. Edit (編集) > Project Settings (プロジェクト設定) > Services (サービス) を選択します。
  2. Use an existing Unity project ID (既存の Unity プロジェクト ID を使用) を選択します。
  3. ドロップダウンメニューから組織とプロジェクトを選択します。
  4. Link project ID (プロジェクト ID をリンク) を選択します。

Unity Cloud Dashboard にプロジェクトをリンクする方法の詳細については、こちら を参照してください。

UGS パッケージのインストール

プロジェクトに実装予定のサービスに対応したパッケージをインストールする必要があります。UGS 対応のパッケージを確認およびインストールするには、次の手順に従います。

  1. Unity エディターで、Window (ウィンドウ) > Package Manager (パッケージマネージャー) を選択します。
  2. Package Manager で、Unity Registry (Unity レジストリ) のリストビューを選択します。
  3. パッケージ名を検索するか、レジストリリスト内で見つけます。
  4. このパッケージを選択し、Install (インストール) をクリックします。

検索バーに services と入力する方法もあります。この場合、Remote Config 以外のすべてのサービスが返されます。

バージョン 2022.1 以降のエディターでは、Package Manager の Services (サービス) タブに、UGS で使用できるすべてのパッケージが表示されます。

SDK 名前空間のインポート

SDK の API にアクセスするには、スクリプトでその SDK の名前空間をインポートする必要があります。例えば、Analytics の場合、以下のようにします。

using Unity.Services.Analytics;

ゲームコードでの Unity Services の初期化

サービスの機能を呼び出す前に、Services Core SDK を初期化する必要があります。推奨されるベストプラクティスは、ゲームのランタイムの初期 (できれば起動時) にサービスを初期化することです。

ノート: com.unity.services.core パッケージをインストールしたり、パッケージマニフェストに追加したりする必要はありません。これに依存する UGS パッケージをインストールしたときに、自動的にプルされます。

ゲームコード内で Unity Services を初期化するには、Services Core 名前空間 (Unity.Services.Core) をインポートするスクリプトを作成した後、InitializeAsync メソッドを呼び出します。例を次に示します。

using System;
using Unity.Services.Core;
using UnityEngine;

public class InitializationExample : MonoBehaviour
{
	async void Awake()
	{
		try
		{
			await UnityServices.InitializeAsync();
		}
		catch (Exception e)
		{
			Debug.LogException(e);
		}
	}
}

このメソッドは、プロジェクトにインストールされているすべての Unity Gaming Services を初期化します。State メソッドを使用すると、ランタイム時にゲームの初期化ステータスを確認できます。詳細については、Services Core API のドキュメントを参照してください。

最初の Cloud Code スクリプトの作成とその後の手順

Unity Gaming Services の最も一般的な使用方法の 1 つは、カスタムサーバー主導型の経済ロジックまたはゲームロジックです。こちらの Cloud Code ウォークスルー に、インストール、初期化、ダッシュボード設定、ゲームクライアントからのシンプルな Cloud Code スクリプトのリモート実行など、使用を開始するために必要なすべての情報が含まれています。

次のステップ