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iOS アプリケーションへの署名

Follow this workflow to sign your iOS application during the build process.
読み終わるまでの所要時間 3 分最終更新 1ヶ月前

Unity Build Automation は、ビルドプロセス中に iOS アプリケーションに署名します。これにより、iOS アプリケーションがテストデバイスでのインストールや App Store へのデプロイの要件を満たすようになります。

Apple 開発者プログラムへの参加

iOS アプリケーションを開発するには、Apple 開発者プログラム のメンバーとなる必要があります。これにより、アプリケーションをビルドし、テストし、最終的に Apple App Store にリリースできます。

プロビジョニングプロファイル

プロビジョニングプロファイルは、開発者とデバイスを認定された開発チームに結びつけ、テストにデバイスを使用できるようにします。アプリケーションの実行に使用する予定の各デバイスに開発プロビジョニングプロファイルをインストールする必要があります。 各開発プロビジョニングプロファイルには、一連の開発証明書、一意のデバイス識別子 (UDID)、App ID が含まれています。 テストにデバイスを使用するには、開発証明書もプロファイルに加える必要があります。1 つのデバイスに複数のプロビジョニングプロファイルを加えることができます。

プロビジョニングプロファイルのコンポーネント

証明書によって、アプリケーションが開発専用か、App Store のリリース候補版かが決まります。 識別子は、プロジェクトを識別する一意の ID です。基本的なプロジェクトの場合、または最初の iOS プロジェクトの場合は、App ID を作成する必要があります。これは、多くの場合、Unity プロジェクトのバンドル ID と同一です。 ヒント: ID と証明書の署名の詳細については、Apple 開発者ウェブサイトの 署名アセットの管理 を参照してください。 デバイスは、プロジェクトをテストする予定のハードウェア (iPhone、iPad、iPod など) です。仮想デバイスまたはシミュレーターを使用している場合でも、ゲームをテストする予定の各デバイスの UDID を取得する必要があります。 次に、Apple 開発者ポータルのデバイスセクションに UDID を追加します。

iOS 証明書と p12 ファイルの作成

証明書を作成するときは、開発証明書 (テストにのみ使用) を作成するか、テストや App Store 経由でのアプリケーションの配布に使用できる配布用証明書を作成するかを決定する必要があります。

証明書の作成

  1. Apple 開発者プログラムにサインインします。
  2. Account (アカウント) > Certificates (証明書) に移動します。
  3. 証明書の横にある追加ボタン (+) をクリックして、新しい証明書を加えます。
  4. 生成する証明書のタイプを選択します。
  5. Mac のキーチェーンアクセスプログラムを使用して、証明書署名リクエスト (CSR) ファイルを生成します。
  6. Create a New Certificate (新しい証明書の作成) ページに戻り、CSR ファイル (拡張子が .certSigningRequest の場合があります) をアップロードします。
  7. Mac に証明書をダウンロードするには、Your Certificate is Ready (証明書の準備ができました) 画面の Download (ダウンロード) ボタンをクリックします。このファイルを安全な場所に保存し、バックアップします。
  8. 証明書をキーチェーンに追加するには、証明書ファイルを見つけてダブルクリックします。これによりキーチェーンアクセスプログラムが開きます。"Do you want to add the certificate to a keychain? (証明書をキーチェンに追加しますか?)" というメッセージが表示されたら、login (ログイン) を選択し、Add (追加) ボタンをクリックします。

p12 ファイルの作成

Build Automation を使用してアプリケーションを作成するには、証明書ファイルを p12 ファイルに変換する必要があります。p12 ファイルとは、秘密鍵と証明書を含むファイルで、コードに署名するために使用されます。
  1. Mac でキーチェーンアクセスプログラムを開きます。
  2. 左側の列の Keychains (キーチェーン) で、Login (ログイン) が選択されていることを確認します。
  3. 左側の列のカテゴリで、My Certificates (マイ証明書) が選択されていることを確認します。メインの Keychain Access (キーチェーンアクセス) ペインで、証明書を選択します。ノート:通常、証明書は My Certificates (マイ証明書) の下にあります。表示されていない場合は、Certificates (証明書) の下を確認します。
  4. ファイルメニューから、File (ファイル) > Export Items (エクスポートアイテム) を選択するか、右クリックして Export (エクスポート) を選択します。
  5. File Format (ファイルフォーマット) ドロップダウンメニューから Personal Information Exchange (個人用情報交換) (.p12) を選択します。ノート:キーチェーンで Login (ログイン) と、カテゴリで My Certificates (マイ証明書) が選択されていない場合、p12 オプションはグレー表示されます。
  6. p12 ファイルのパスワードを設定します。このパスワードは、Unity Build Automation でビルドターゲットに認証情報を追加するときに必要になりますので、メモしておくことを推奨します。

デバイスの追加

開発のために、Apple ではアプリケーションをインストールする各デバイスの UDID を求めます。アプリケーションが App Store に承認されると、誰でもダウンロードしてインストールできます。ただし、適切なバージョンの iOS を有し、その他の要件を満たしていることが条件です。

UDID の検索

iTunes を使用してデバイスの UDID を取得できます。取得プロセスについては、こちら を参照してください。

Apple 開発者ポータルへの UDID の追加

  1. Apple 開発者プログラムにサインインします。
  2. Account (アカウント) > Devices (デバイス) に移動します。
  3. デバイスの横にある追加ボタン (+) をクリックして、新しいデバイスを追加します。
  4. デバイスに認識できる名前を付け、UDID フィールドに UDID を入力します。
  5. Continue (続行) をクリックします。
  6. 登録情報を確認し、Register (登録) をクリックします。

App ID の作成

  1. Apple 開発者プログラムにサインインします。
  2. Account (アカウント) > Identifiers (識別子) に移動します。
  3. Identifiers (識別子) の横にある追加ボタン (+) をクリックして、新しい識別子を追加します。
  4. Description (説明) に、アプリケーションの名前を入力します (特殊文字は使用できません)。
  5. Explicit または Wildcard App ID を選択します。Game Center やアプリ内課金などの特定のサービスを組み込む場合は、Explicit ID を作成します。これらのサービスが必要ない場合は、Wildcard App ID を作成して複数のプロジェクトで再利用できます。
  6. 対応するチェックボックスをオンにして、使用するアプリケーション機能を有効にします。
  7. Continue (続行) をクリックします。
  8. 登録情報を確認し、Register (登録) をクリックします。

開発プロビジョニングプロファイルの作成

  1. Apple 開発者プログラムにサインインします。
  2. Account (アカウント) > Profiles (プロファイル) に移動します。
  3. Profiles (プロファイル) の横にある追加ボタン (+) をクリックして、新しいプロファイルを追加します。
  4. Development (開発) で、作成するプロビジョニングプロファイルのタイプを選択し、Continue (続行) をクリックします。
  5. 開発に使用する App ID を選択し、Continue (続行) ボタンをクリックします。
  6. 1 つ以上の証明書を選択し、Continue (続行) ボタンをクリックします。
  7. 1 つ以上のデバイスを選択し、Continue (続行) をクリックします。
  8. プロファイル名を入力し、Generate (生成) をクリックします。
  9. Download (ダウンロード) をクリックします。

iOS 用にビルドするアプリケーションの構成

Build Automation で以下の項目を使用して iOS ターゲットを設定できるようになりました。
  • プロビジョニングプロファイル (.mobileprovision)
  • .p12 ファイル
  • .p12 ファイルのパスワード