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バージョン管理システムの接続

Use Unity Build Automation with a version control system.
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Build Automation をプロジェクトで使用するには、まずソースコントロールシステム (バージョン管理システムとも呼ばれる) でプロジェクトをホストする必要があります。Unity Build Automation は次をサポートします。 以下に、Build Automation のソース管理の設定方法を示します。

Build Automation の Unity Version Control への接続

Unity Build Automation は、UVCS リポジトリに格納されたプロジェクトをサポートします。
  1. ビルド設定から、Source control (ソース管理) タブを選択します。
  2. ドロップダウンから、UVCS を選択します。
  3. ソース管理プロバイダー URL フィールドに、UVCS クラウドサーバーへの URL を追加するか、使用可能な組織のリストから選択します。
  4. Unity ID を使用して認証、または ユーザー名またはパスワードを使用して認証 を選択します。
  5. ユーザー名またはパスワードを使用して認証 を選択する場合は、UVCS サーバーのユーザー名とパスワードを入力します。
  6. ドロップダウンから Authentication Type (認証タイプ) を選択します。
  7. リポジトリが暗号化されている場合は、My repository is encrypted (リポジトリを暗号化) ボックスをオンにします。a. 暗号化キー を追加します。 b. 暗号化メソッド を追加します。
  8. Save (保存) を選択します。

Build Automation の Git への接続

Unity Build Automation は、Git リポジトリに格納されたプロジェクトをサポートします。リポジトリは、GitHubGitLabBitbucket、またはプライベートサーバーでホストできます。 以下の承認プロトコルを使用してリポジトリへのアクセスを設定できます。 Windows OS を使用している場合は、ビルドで使用する Git 実行ファイル を選択することもできます。

個人用アクセストークン

個人用アクセストークンを使用してリポジトリにアクセスするように Build Automation を設定するには、以下の手順に従います。
  1. ビルド設定から、Source control (ソース管理) タブを選択します。
  2. ドロップダウンから GitHubBitbucket、または GitLab を選択します。
  3. Git プロバイダーから個人用アクセストークンを生成します。
  4. トークンを入力し、Authorize (承認) を選択すると、Unity がプロバイダーアカウントにアクセスできます。
  5. ドロップダウンから目的のリポジトリを選択します。
  6. ビルド設定ページで、Save (保存) を選択します。
個人用アクセストークンはプロバイダーによって異なります。各プロバイダーに関連する詳細は後述しますが、トークンの生成方法と使用方法の詳細については、プロバイダーのドキュメントを参照してください。

GitHub

Build Automation では、ビルドするリポジトリへの読み取りアクセス権が必要です。 個人用アクセストークン (クラシック) を使用している場合、必要な特定のアクセス権は、ビルドするリポジトリがプライベートの場合は
repo
、ビルドするリポジトリがパブリックで最小レベルのアクセスを許可する場合は
public_repo
です。
Build Automation で自動ビルドを有効にする場合は、
write:repo_hook
権限も必要です。
トークン作成時に有効期限を指定していない場合でも、GitHub は、1 年間使用されていないクラッシックの個人用アクセストークンを自動的に削除します。 ユーザーまたは組織ごとにきめ細かな個人用アクセストークンを作成できます。ユーザーまたは組織が所有するすべてのリポジトリ、または特定のリポジトリにのみアクセスを許可できます。きめ細かなトークンを使用することを選択し、パブリックリポジトリへのアクセスのみを使用してトークンを構成しない場合は、アクセストークンに特定の権限を追加する必要があります。 以下のリポジトリ権限は、きめ細かなトークンを使用するための最小要件です。
  • Contents
    Read-only
  • Webhooks
    Read and write
    (自動ビルドを使用する場合)
Build Automation にはアカウント権限は必要ありません。 きめ細かな個人用アクセストークンには、常に有効期限があります。有効期限が切れると、Build Automation はリポジトリにアクセスできなくなります。

GitLab

Build Automation でリポジトリをビルドするには、個人用アクセス トークンに
read_repository
スコープを付与する必要があります。Build Automation で自動ビルドを有効にする場合は、
write_repository
スコープも必要です。
GitLab トークンは常に有効期限付きで作成されます。トークンの有効期限が切れると、Build Automation はリポジトリにアクセスできなくなります。

Bitbucket

リポジトリセストアクセストークンは 1 つのリポジトリへのアクセスを許可するため、ビルドするリポジトリごとにトークンを作成する必要があります。 Build Automation でリポジトリをビルドするには、
Repositories
スコープでの
Read
権限がトークンに付与されている必要があります。Build Automation で自動ビルドを有効にする場合は、
Webhooks
スコープに
Read and write
も付与する必要があります。
アクセストークンを取り消した場合、トークンが期限切れになった場合、またはトークンに関連づけられているユーザーのリポジトリへのアクセスが引き下げ、または取り消された場合、すべてのプロバイダーで Build Automation がリポジトリにアクセスできなくなります。 次のステップについては、「ターゲットビルドプラットフォームの設定」を参照してください。

SSH キーとプライベートリポジトリ

Build Automation がホスティングサイトに接続すると、リポジトリがパブリックかプライベートかを自動的に検出します。リポジトリがパブリックの場合、Build Automation は自動的に接続し、ビルド設定 までスキップできます。 リポジトリがプライベートの場合は、SSH キーが生成され、リポジトリ URL の下の設定画面に表示されます。この SSH キーをソース管理プロバイダーの設定に追加して、Build Automation へのアクセスを付与します。 SSH キーを使用してリポジトリにアクセスするように Build Automation を設定するには、以下の手順に従います。
  1. Source control (ソース管理) タブで、ドロップダウン > Manual setup (手動設定) から、Git を選択します。
  2. Source control provider URL (ソース管理プロバイダー URL) フィールドに、Git サーバーへの URL を追加します。以下は、GitHubBitbucketGitLab の URL の例です。
    • git@github.com:youraccount/yourrepo.git
    • git@bitbucket.org:youraccount/yourrepo.git
    • git@gitlab.com:youracccount/yourrepo.git
  3. リポジトリがプライベートの場合は、SSH キーをソース管理プロバイダー設定に追加します。
  4. 設定が完了したら、ソース管理タブで Save (保存) を選択します。

Build Automation の Azure への接続

Unity Build Automation は、Azure リポジトリに格納されたプロジェクトをサポートします。

ダッシュボードでの Azure の設定

  1. ビルド設定ページで、Source control (ソース管理) タブを選択します。
  2. ドロップダウンから、Azure を選択します。
  3. Azure Organization を追加します。
  4. コードリポジトリが属する Azure Project を追加します。
  5. Azure 個人用アクセストークン を作成して付与します。
  6. Authorize (承認) を選択して、Unity がリポジトリを取得できるようにします。
  7. Save (保存) を選択します。

Build Automation の SVN への接続

Unity Build Automation は、Apache Subversion (SVN) リポジトリでホストされるプロジェクトをサポートします。
  1. ビルド設定ページで、Source control (ソース管理) タブを選択します。
  2. ドロップダウン > Manual setup (手動設定) から SVN を選択します。
  3. SVN サーバーで、Unity Build Automation 用の読み取り専用ユーザーアカウントと、安全なパスワードを作成します。
  4. ビルド設定ページで、フィールドに新しいユーザー名とパスワードを入力します。
  5. Save (保存) を選択します。

SSH 公開キー

Build Automation では、SSH 公開キーを使用した SVN リポジトリへの接続はサポートされていません。代わりにユーザー名とパスワードを使用します。

SSL 証明書

自己署名 SSL 証明書はサポートされません。Build Automation では、自己署名証明書によるサーバーとの SSL ハンドシェイクをサポートしていません。証明書内のホスト名は、Build Automation がアクセスするホスト名と一致する必要があります。

Build Automation の Perforce への接続

Unity Build Automation では、Perforce リポジトリに格納されたプロジェクトをサポートします。

ダッシュボードボードでの Perforce の設定

  1. ビルド設定ページで、Source control (ソース管理) タブを選択します。
  2. ドロップダウン > Manual setup (手動設定) から Perforce を選択します。
  3. ソース管理プロバイダーの URL フィールドに、Perforce サーバーの URL を入力します。
    https://
    または SSL プロトコルを使用する URL を指定できます。以下に有効な URL の例を示します。
    • https://127.0.0.1:1667
    • ssl:127.0.0.1:167
  4. P4 で、リポジトリへの読み取り専用アクセス権を持つユーザーを作成します。
  5. ビルド設定ページで、フィールドにユーザー名とパスワードを入力します。
  6. Save (保存) を選択します。

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