Git 実行ファイルの選択

Unity Build Automation では、Windows OS を使用している場合に、ビルドに使用する Git 実行ファイル の選択がサポートされます。

Git 実行ファイルオプション

Unity Build Automation では現在、Windows OS 向けに以下の Git 実行ファイル オプションをサポートしています。

  • ネイティブ
  • Cygwin

ネイティブ

このオプションを選択すると、Windows OS で実行されるビルドは Windows ネイティブ Git クライアントを使用してソースコードをクローンします。これは新しいプロジェクトのデフォルトかつ推奨オプションであり、このオプションを使用すると、リポジトリのサイズが大きくなるほどクローンのパフォーマンスが向上する傾向があります。

Cygwin

このオプションを選択すると、Windows OS で実行されているビルドで Cygwin Git クライアントが使用されます。Linux と macOS Git 設定との互換性を高めるために、このオプションを使用することを推奨します。また、リポジトリで Linux ベースのシンボリックリンクを使用している場合にも推奨します。

Git 実行ファイルの構成

Windows Git 実行ファイルは、特定のプロジェクトまたはビルドターゲット設定の 2 つのレベルで構成できます。

プロジェクトの Git 実行ファイルの構成

  1. Unity Dashboard で、DevOps > Build Automation > Settings (設定) を選択します。
  2. Source Control (ソース管理) を選択します。
  3. SCM が Git の場合、使用する Git 実行ファイル を選択します。
  4. Save (保存) を選択します。

ビルドターゲット設定用の Git 実行ファイルの構成

ノート: このオプションは、プロジェクトレベルの Git 実行ファイル設定をオーバーライドします。

  1. Unity Dashboard で、DevOps > Build Automation > Configurations (設定) を選択します。
  2. 編集するビルド設定の編集アイコンを選択し、Advanced Settings (詳細設定) に移動します。
  3. SCM が Git で、OS が Windows の場合は、Git 実行ファイルを選択できます。
  4. デフォルトのオプションは Inherit (継承) で、プロジェクト設定からオプションを継承しますが、編集中のビルドターゲットに対してこの設定をオーバーライドできます。
  5. Save changes (変更を保存) を選択します。