Unity Licensing Server の設定 (クイックスタート)

このクイック スタート ガイドを使用して、最小限の構成でサーバーを設定できます。また、概要として読むこともできます。複雑な設定の場合や、包括的な手順が必要な場合は、サーバーの設定 (詳細) を参照してください。

始める前に

損傷した場合は、すべての設定ファイルを復元することができない可能性があります。サーバーが正常に実行された後、設定ファイルをバックアップして、サーバーが使用できなくなった場合に復元できるようにすることが重要です。設定ファイルのバックアップ方法の説明は、バックアップと復元 を参照してください。

1) サーバー設定をダウンロードする

組織の所有者がウェルカムメールを受け取り、ライセンスを要求した後で、id.unity.com に移動します。

既存のアカウントにサインイン (または、Unity ID を作成) し、左パネルから Organizations (組織) を選択します。組織を選択します (または、新規に作成します)。

左パネルで Subscriptions & Services (サブスクリプションとサービス) を選択し、フローティングライセンスを使用する新しいサブスクリプションを選択します。

Configure License Server (ライセンスサーバーの設定) > Manage seats (シート管理) を選択してサブスクリプションにシートを追加します。

License servers (ライセンスサーバー) ページに戻り、Download new server (新しいサーバーのダウンロード) を選択し、専用サーバーの OS を選択して Unity.Licensing.Server.*.zip ファイルをダウンロードします。

2) サーバーファイルを抽出する

Unity.Licensing.Server.*.zip アーカイブのコンテンツを専用サーバーのディレクトリに抽出します。ライセンスサーバーはこのディレクトリから起動します。

プラットフォーム提示されるサーバーパス
WindowsC:\UnityLicensingServer
Linux/opt/UnityLicensingServer

3) サーバーを設定する

ライセンスサーバーを設定するには、サーバーファイルが格納されているディレクトリに移動します。コンソールまたはターミナルから以下のコマンドを実行し、プロンプトに従って設定を完了します。

プラットフォーム設定コマンド
Windows.\Unity.Licensing.Server.exe setup
Linux./Unity.Licensing.Server setup

設定プロセスには、以下を設定するステップが含まれます。

  • サーバー名
  • HTTPS/SSL (任意)
  • ネットワークインターフェースとポート
  • 管理者アクセス

サーバー設定は、現在の作業ディレクトリ内に 2 つのファイル (services-config.jsonserver-registration-request.xml) を生成します。

4) サーバーを登録する

server-registration-request.xml ファイルには、マシンバインディング情報が含まれています。このサーバーを Unity ID portal (Unity ID ポータル) の中の Organizations (組織) > [組織名] > Subscriptions & Services (サブスクリプションとサービス) > [フローティングサブスクリプション] > Configure License Server (ライセンスサーバーの設定) で登録します。ポータル内の指示に従って、シートを割り当て、ライセンスアーカイブをダウンロードします。

5) ライセンスアーカイブをインポートする

ライセンスアーカイブを .zip ファイルとして Unity ID portal (Unity ID ポータル) ページからダウンロードします。

アーカイブを解凍せずに、コンソールまたはターミナルから以下のコマンドを実行してファイルをインポートします。

プラットフォームインポートコマンド
Windows.\Unity.Licensing.Server.exe import [ライセンスのアーカイブパス]
Linux./Unity.Licensing.Server import [ライセンスのアーカイブパス]

このステップで、ライセンスサーバーの設定は完了です。次のステップに進み、サーバーを実行してテストします。

6) ライセンシングサーバーをテストする

サーバーを起動するには、サーバーファイルを抽出したディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。

プラットフォームサーバー起動コマンド
Windows.\Unity.Licensing.Server.exe
Linux./Unity.Licensing.Server

出力例:

Server Version: 1.6.0.19b28b6
Successfully started the licensing server: http://10.211.55.4:8080/v1/admin/status
Press Ctrl+C to shut down...

サーバーが実行されているかどうかをテストするには、ウェブブラウザーのアドレスバーに以前の出力の URL をコピーして、管理者 API にアクセスします。

エンドポイントにアクセスした後、"serverStatus": "Healthy" は設定の成功を示します。これでライセンスサーバーを使用する準備が整いました。

7) ライセンシングサーバーを実行するサービスを作成する

ライセンスサーバーをサービスとして実行し、起動時に自動的に起動させるには、以下のコマンドを管理者権限で実行し、指示に従います。

On Windows, make Windows では、サービスを実行するユーザーに "サービスとしてログオン" 権限が割り当てられていることを確認します。詳細については、ライセンスサーバーのサービスの設定 を参照してください。

プラットフォームサービス作成コマンド
Windows.\Unity.Licensing.Server.exe create-service
Linuxsudo ./Unity.Licensing.Server create-service

このコマンドは、サービスを作成して開始します。

8) クライアントコンピューターを設定する

services-config.json ファイルは、フローティングライセンスサーバーと通信するように Unity エディターを設定します。(このファイルはステップ 3 で自動的に生成されました。)

services-config.json をすべてのクライアントコンピューターの以下のパスにコピーします。

プラットフォームサービス設定パス
Windows%PROGRAMDATA%\Unity\config\
macOS/Library/Application Support/Unity/config/
Linux/usr/share/unity3d/config/

サンプルの services-config.json ファイルを表示するには、設定ファイルのコピー を参照してください。

このファイルでは、Unity エディターは起動時にライセンスを取得し、終了時にライセンスを戻します。