サードパーティのメディエーションを使用しているお客様は, プレースメントを使用して, 広告主が Ad Units (広告ユニット) で入札する eCPM しきい値を設定できます。
eCPM (実質的なインプレッション単価) は, プロジェクトが広告主から得る 1,000 インプレッションあたりのプロジェクト平均価格です。eCPM ターゲットを設定すると, Unity はその価格をターゲットとし, 指定した eCPM に向けて需要を最大化するよう最適化します。
- プレースメントは常に 1 つの広告ユニットに適用され, 広告ユニットなしで存在することはできません。
- プレースメントは, 関連する広告ユニットの広告フォーマット設定を継承します。つまり, リンク先の 1 つの広告ユニット内で多数の eCPM ターゲットの広告フォーマット設定をすばやく調整できます。
- 各プレースメントは, 1 つまたは複数の国に一意の価格でターゲットを設定できます。
プレースメントの作成
Placement Management (プレースメント管理) ページに移動するには, Unity Ads Monetization ダッシュボード のセカンダリナビゲーションメニューで Placements (プレースメント) を選択します。
Placement Management ページを使用して, アプリストア, 国, 広告ユニット別に eCPM ターゲットを設定します。新しいプレースメントを設定するには, 適用対象の広告ユニットを特定し, Add Placement (プレースメントを追加) を選択します。
作成モーダルで, 該当する地域ごとに, 以下のフィールドを入力します。
Placement Name (プレースメント名)
Placement Name (プレースメント名) は, ダッシュボード上でプレースメントを識別します。プレースメント ID は初期名に基づくため, このフィールドは複数のメディエーターにわたって大量のプレースメントを管理するのに役立ちます。
- 広告ユニットにプレースメントを追加するには, Additional Placement (追加プレースメント) を選択します。
- 広告ユニットからプレースメントを削除するには, Remove を選択します。
Backfill/auto-eCPM Placement (プレースメントをバックフィル/自動 eCPM)
このチェックボックスをオンにしてそのプレースメントのターゲットを削除し, 事実上すべての価格の入札を受け入れるように設定します。これは一般的にバックフィルのために, メディエーションウォーターフォールの低単価の入札も受け入れる枠として使用されます。自動 eCPM を使用している場合, プレースメントはそのパフォーマンスに応じて ウォーターフォール 内を上下に移動します。
Geo targets (地域ターゲット)
Geo Target フィールドを使用して, ターゲットとする国を選択します。デフォルト設定の Global (グローバル) では, すべての国をターゲットとします。Geo Collection (ジオコレクション) のプリセットから選択する (推奨) ことも, ターゲットとする国を手動で選択することもできます。
プレースメントには複数の地域ターゲットを指定できますが, プレースメントを作成するには地域ターゲットを 1 つ以上指定する必要があります。地域ターゲットを別の価格で追加するには, Add Geo Target (地域ターゲットを追加) を選択します。
eCPM ターゲット
Target (ターゲット) フィールドを使用して, 対応する地域ターゲットごとに eCPM を設定します。
以下の例は, 米国とカナダを 1 つの価格でターゲットとし, それ以外のすべての地域をグローバルターゲットとする, 単一のプレースメントの広告ユニットの設定を示します。

CSV で eCPM ターゲットを設定する
CSV ファイルをインポートして, eCPM ターゲットを一括で追加または編集できます。ダッシュボードのヘルプテキストからテンプレートをダウンロードするか, Download (ダウンロード) を選択して既存の設定をエクスポートできます。
以下の列に入力することで, フォームを編集します。
countryCode
は, 地域ターゲットの 2 文字の国コードです。グローバルに指定する場合は,GLOBAL
(グローバル) を使用します。ターゲットを CSV にエクスポートすると, 適用されたすべての ジオコレクション が再インポート時に国のリストに変換されることに注意してください。targetPrice
は, 該当する地域に対してターゲットとしている eCPM の金額です。価格には, Number (数値), Currency (通貨), Accounting (会計) 形式ではなく General (標準) 形式 を使用する必要があります。詳細については, Excel で利用可能な数値の形式 に関する Microsoft ドキュメントを参照してください。
編集が完了したら, ドキュメントを CSV ファイルとして保存し, Upload (アップロード) を選択して変更をインポートします。ダッシュボードに保存する前に, 変更が正しいことを確認する必要があります。ファイルにエラーが存在する場合は, 検証モーダルによってアドバイスが提供されます。