History and Performance (履歴とパフォーマンス) ツールの概要

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この機能を使用すると、キャンペーンの変更を確認し、それらの変更が全体的なパフォーマンスにどのような影響を及ぼす可能性があるかを把握することで、キャンペーンをより適切に最適化できます。

History and Performance ツールでは、キャンペーン全体のパフォーマンスが以下の指標を用いて表示されます。

  • Starts (スタート): プレイヤーに対して広告の再生が開始された回数
  • Installs (インストール): 広告の視聴後にアプリをインストールした人数
  • Spend (支出): 広告主が支払った金額

デフォルトでは、ダッシュボードには Starts が表示されます。InstallsSpend はオプションのデータであり、グラフの下にある各項目を選択して切り替えることができます。

キャンペーンの変更をモニタリングする

ユーザー獲得キャンペーンでは、キャンペーンに加えた変更がパフォーマンスにどのような影響を及ぼすかをモニタリングすることが重要です。

History and Performance ツールは選択したキャンペーンのデータで自動的に更新され、加えた変更がパフォーマンスのグラフの下に色付きのドットでマークされます。

各ドットを選択すると、変更の詳細を確認できます。詳細には、キャンペーンに加えられた変更とキャンペーンのパフォーマンスの相関関係が表示されます。

History and Performance tool bar graph

グラフ内のデータをフィルタリングするには、以下のセレクターを使用します。

セレクター説明ノート
Time frame (期間)どれくらいの期間にさかのぼってデータを表示するかを選択します。

過去 7 日間から 6 か月間まで、幅広い期間を指定できます。
デフォルトでは、ダッシュボードには過去 30 日間のデータが表示されます。

Change types (変更の種類)グラフと履歴ログに表示するキャンペーンの変更の種類を選択します。

以下の変更の種類から選択できます。

  • トラッキング URL
  • 入札
  • クリエイティブパック
  • ソース入札
  • ターゲティング
  • バジェット
  • その他
  • 複数の変更
これらのオプションの詳細については、変更の種類 セクションを参照してください。

countries表示するデータを選択した国のみに限定します。

グラフの横には、ログ形式のキャンペーン履歴も表示されます。ログ内のいずれかの日付を選択すると、変更の詳細が表示されます。

キャンペーンの履歴を .csv ファイルでダウンロードするには、Export CSV (CSV をエクスポート) ボタンを選択します。CSV ファイルに表示されるデータを変更するには、フィルターバーセレクターを使用してレポートのパラメーターを変更します。

変更の種類

次の表に、キャンペーンごとに History and Performance ツールで記録される変更の種類を示します。

変更の種類説明ノート
トラッキング URLMMP トラッキング URL の変更または置き換えを行ったかどうかが記録されます。
入札

以下のいずれかを変更したかどうかが記録されます。

  • CPI bid (CPI 入札額)
  • ROAS target (ROAS 目標)
  • Retention targets (リテンションターゲット)
自動入札に切り替えたかどうかも記録されます。

クリエイティブパッククリエイティブパックの変更、削除、置き換えを行ったかどうかが記録されます。

カスタムプロダクトページ を稼働中のキャンペーンのクリエイティブに接続した場合、History and Performance ツールは PPID の追加、変更、削除を追跡しません。
詳細については、カスタムプロダクトページ ドキュメントを参照してください。

ソース入札個別のソース ID 入札を作成、変更、削除したかどうかが記録されます。
ターゲティングUnity のターゲティング機能を使用してターゲティング設定を変更したかどうかが記録されます。
バジェット日予算、キャンペーン予算、組織予算に変更を加えたかどうかが記録されます。History and Performance ツールでは、キャンペーンが予算または日予算の上限に達したかどうかは記録されません。
その他キャンペーン名の変更など、パフォーマンスに影響を及ぼすことのないキャンペーンに対する変更が記録されます。
複数の変更キャンペーンに複数の変更が加えられたかどうかが記録されます。