キャンペーンのパフォーマンスの改善

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以下の推奨ベストプラクティスは、キャンペーンのパフォーマンスの改善に役立ちます。

分析情報カードに従う

Insights (分析情報) カードは、キャンペーン詳細の上部にある通知セクション (カード) です。これらの通知は、キャンペーン中に発生した問題と機会に関する分析情報を提供します。

例えば、すでに日予算に達しているためにキャンペーンが一時停止している場合には、分析情報カードで通知されます。また、キャンペーンを再び実行する方法も提案されます。分析情報カードのガイダンスに従うことで、迅速に問題を解決するとともに最適化の機会を利用することができます。

Campaign insights banner

効果的なトレーラーを作成する

ターゲットユーザーの心に響くトレーラーは、コンバージョン率を上げるための最も重要な要素です。これはとても重要なことです。なぜならコンバージョン率は、Unity のアルゴリズムが広告のランク付けをする際に非常に重視される評価点の 1 つだからです。ランク付けが高ければ、それだけネットワークでの露出とパフォーマンスも高まります。

効果の高い動画の一般的な特徴として、以下のものが挙げられます。

  • 面白さが伝わる、動きの多いゲームプレイ動画
  • 明確な行動喚起
  • 特徴的なゲームダイナミクスについてのアピール
  • 地域の言語でのローカライズ (必要に応じて)
  • ゲームとしての質の高さ
  • ナレーション、会話するキャラクター、サウンドエフェクト

動画広告に関するベストプラクティス も参照してください。

トレーラーを入れ替える

同じ動画トレーラーを何度も繰り返し見せられると、ユーザーは広告疲れを起こしてしまいます。これがコンバージョン率の低下を引き起こし、全体的なインストール数の減少につながります。広告への飽きを防ぐには、四半期に 1 回ぐらい (余裕があれば) のペースで、新鮮なコンテンツを使った新しいトレーラーに入れ替えることをお勧めします。

キャンペーンのターゲティングを細かく調整する

キャンペーンのターゲット層を絞り込むことは、ユーザー獲得への取り組みをより効果的にするために非常に有効です。以下のような点を考慮してみてください。

  • どの国をターゲットにするかを慎重に検討しましょう。パフォーマンスがどの国で特に高いのかがすでにわかっている場合は、パフォーマンスに応じて、国ごとに異なる入札額を割り当てることができます。ユーザー獲得キャンペーンを始めたばかりで、パフォーマンスの良し悪しを判断するだけのデータがまだない場合は、まず米国、英国、カナダ、オーストラリアから始めてみましょう。データが集まり、新しい市場を探る準備が出来てきたら、他の英語圏の国、西欧諸国、北欧諸国へのキャンペーン拡大を検討してもいいでしょう。定期的に国別のパフォーマンスの見直しを実施し、入札額を適宜調整してください。
  • iOS キャンペーンを分割し、iPad と iPhone でそれぞれ異なる入札額を設定しましょう。iPad ユーザーは一般に iPhone ユーザーよりも価値が高い傾向があるので、入札額を高めに設定しましょう。
  • 英語圏以外の国をターゲットにする場合は、ローカライズ版のトレーラーと エンドカード を展開しましょう。

パフォーマンスの低い配信面を除外する

Report Builder を使用して各配信面のインストール実績を確認し、それに応じてターゲットを調整しましょう。トラッキング URL にパラメーターを追加する と、source_app_ID と呼ばれる識別子を受け取ることができます。

このパラメーターを設定したら、配信面のパフォーマンスに関して収集されるデータが統計的に有意な量になるまで待ちましょう。その後、主要な指標に従って、配信面ごとのユーザー品質データを分析し、アプリターゲティング機能を使ってパフォーマンスの低い配信面を ブロックリスト に登録しましょう。

変更によって効果が出たかどうかは十分な時間を空けてから判断する

キャンペーンやクリエイティブに変更を加えた場合は、十分な時間を空けてから、その効果を評価するようにしましょう。例えば、SKAdNetwork 統合からの インストールポストバック には通常、1 - 3 日ほどの遅延が生じます。コンバージョン率を予測するアルゴリズムでは一般的に 3 日以上の時間が必要とされますし、Audience Pinpointer の D7 ROAS やリテンションアルゴリズムでは、データを消化し、効果的に最適化するのに 9 日以上を要します。時間を置くことで、キャンペーンの実質インストール単価 (eCPI) と目標インストール単価 (tCPI) を正確に比較できるようになります。

かつての CPI (インストール単価) キャンペーンと同じく、tCPI (目標インストール単価) キャンペーンにも、いわゆる コールドスタート問題 が存在します。数日間待つことで、キャンペーンの効果を最大限に引き出せるようにしましょう。