予算の最適化
自動入札は、毎日のキャンペーン支出をコントロールするための 1 つのオプションです。自動入札では 1 日を通して入札額を動的に調整し、予算の使用方法を最適化します。自動入札では、CPM 課金と CPI 課金の両方を使用できます。
自動入札を利用せずにインストール単価 (CPI) 課金を使用する場合、キャンペーンの効果が高いと 1 週間のうちに成果の高い日が数日発生し、キャンペーン予算を早く消化しすぎることがあります。自動入札は、週単位で予算の限度額を維持するのに役立ちます。ある日のキャンペーン支出が多すぎた場合は、自動入札により次の日の予算を調整して相殺します。これにより、週単位でキャンペーンを予算内に収めることができます。
自動入札を使用して日予算を設定する場合は、キャンペーンで 1 週間に支出する金額の 7 分の 1 の額にすることを目指します。この計算は CPI 課金と CPM 課金の両方のキャンペーンに使用します。
また、自動入札では予算がより効率的に使用されるように入札額が最適化されます。自動入札ではキャンペーンのパフォーマンスに基づいて入札額を調整することで、1 日に達成できるインストール数を最大化します。
ROAS キャンペーンの予算の最適化
自動入札は ROAS (広告費回収率) キャンペーンにもメリットをもたらします。CPI 課金を利用する ROAS キャンペーンを実行すると、キャンペーンでは自動入札が自動的に使用されます。この入札戦略は、日予算の制約があるキャンペーンのパフォーマンスを向上するのに役立ちます。これらのキャンペーンで CPI 課金を使用すると、入札方法を最適化して、実際の広告費回収率 (ROAS) を増加をさせられます。
自動入札 については、入札に関するドキュメントを参照してください。
推奨事項と戦略
キャンペーンに予算を追加するときは、Unity によって最小キャンペーン予算と最小日予算が推奨されます。これらの推奨事項は、課金タイプ、割り当てられたクリエイティブの数、キャンペーンのターゲット国に基づきます。
Unity のアルゴリズムでは、広告主に最初のキャンペーン結果を提供する前に、キャンペーンとクリエイティブを調査する必要があります。アルゴリズムによる調査プロセスのための十分な資金を確保するため、キャンペーン予算は少なくとも日予算の 5 倍の値に設定します。
インプレッション (CPM) で課金されるキャンペーンの場合、Unity ではダッシュボードで推奨される最小予算から始めることをおすすめしています。これらの推奨事項は、tCPI 入札 による調査フェーズ中に支出が増えすぎるリスクを減らすためのものです。調査フェーズの終了後に、日予算の限度額を増やすか削除して、インプレッション数を増やすことができます。
必要に応じて、以下のアプローチをユーザー獲得戦略に取り入れることを検討してください。
予算戦略 | 説明 |
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キャンペーン支出の制限なし | 日予算とキャンペーン予算の両方のフィールドを空にしておきます。 |
キャンペーン予算の制限はあるが、1 日の支出は制限なし | 全体的なキャンペーン予算は入力しますが、日予算は空にしておきます。 |
1 日の支出の制限はあるが、キャンペーン予算は制限なし | 日予算を入力し、全体的なキャンペーン予算として非常に大きな値を入力します。 |
キャンペーン予算と日予算の制限あり | 日予算とキャンペーン予算の両方を入力します。 |
ターゲット国の日予算の制限あり | 各ターゲット国の日予算を個別に入力します。 |